今回は、野球の「ボーク」について説明します。
このページを最後まで読んで頂けると、ボークの詳細について理解することができます。
このページの対象となる読者
- ボークのことを全く理解していない人
- ボークのことを一部だけ理解している人
- ボークのことを効率良く誰かに教えたい人
*公認野球規則6.01(g),6.02(a)を参照。
ボークの概要

ボークとは簡単に言うと、走者(ランナー)がいる時に、ピッチャーもしくはキャッチャーが次の塁に進ませないために行ってしまう違反行為です。
審判の判断によってボークが告げられた場合、塁上にいる全ランナーは1個ずつ進塁することができます。
ボークはピッチャーに対する規定が12種類、キャッチャーに対する規定が2種類あります。

ボークは、ソフトボールには無いルールです。ソフトボールの場合、ピッチャーの手からボールが離れるまでは、離塁はできません。
野球には、細かいルールが沢山ありますよね。親子でしっかり学んでいきましょう!
では、どのような動作をピッチャーがした場合にボークになるのか?細かく見ていきましょう。
ピッチャーに対する12種類のボーク

冒頭でお伝えしましたが、ピッチャーのボークは12種類あります。それぞれ、細かく見ていきます。
投球動作の中断
一旦、ピッチャーが振りかぶったり、自由な足を1歩後ろに引いたりなどしているのにも関わらず、途中で動作を中断した場合。
1塁と3塁への偽投
投手板に触れているピッチャーが1塁ランナーや3塁ランナーに投げるふりをした場合。
走者のいない塁へ投げる
ピッチャーの足が投手板に触れているのに、ランナーのいない塁へボールを投げたり、偽投した場合。
塁の方向に正しく踏み出さない
例えば、右投げの投手が1塁へ送球する場合、その場で体を回転させているだけで1塁の方に足を踏み出していない場合。
反則投球
ピッチャーが投手板に足を触れないままキャッチャーへ投球した場合。
投手板に触れないで投球動作をする
例えば、投手板をまたいで、足が触れていない状態で動作をした場合。
打者に正対しないで投げる
ピッチャーが打者(バッター)に正対しないうちに投球をした場合。
ボールを持っていないのに投手板に立つ
ボールを持たずに投球する真似をする、投手板をまたいで立つ、などの行為をした場合。
ボールから片方の手を離す
投球姿勢をとっているのにも関わらず、投球や塁に送球をせずにボールを持った手を離した場合。
投手板に触れてボールを落とす
例え偶然であっても、投手板に触れている時にボールを落とすとボークになる。
完全静止を怠る
投球姿勢から静止せずにすぐに投球した場合。12項目の中で1番多いボークである。
遅延行為
文字通り、ピッチャーが必要もないのに試合を遅らせようとする行為のこと。

ピッチャーのボークを理解していただいたところで、次にキャッチャーのボークについて詳しく説明していきます。
キャッチャーに対する2種類のボーク

故意四球の時のキャッチャーボーク
故意四球を行う際、キャッチャーはボールがピッチャーの手を離れるまでキャッチャースボックスの中に完全に両足を入れた状態でなければならない。ただし、この規則はキャッチャーが完全に立ち上がったときのみ適用される(キャッチャーが中腰などの状態では適用されない)。
スクイズや本盗時の打撃妨害
3塁にいる走者が得点をしようと試みている場合、キャッチャーがバッターにスクイズなどをさせないために打撃妨害を行った場合。

キャッチャーのボークも理解していただいたところで、次に、ボークが発生した場合、どのような処置がとられるのかを解説していきます。
ボーク発生後の処置とは?

では、ボークが審判によって告げられた場合、どういった処置が行われるのでしょうか?3種類の例を挙げて説明します。
ボークをしたが、送球も投球もしていない場合
審判員が即タイムを告げ、塁上に走者がいる場合、全走者が1個ずつ進塁できます。
打者は打ち直しになります。
ボークとしてそのまま送球した場合
ピッチャーが投球して、バッターの打球を野手が、
- 捕球した場合
- 悪送球の場合
とに分かれます。
野手が捕球した場合
タイムが告げられ、塁上の全走者が1個ずつ進塁できます。打者は打ち直しになります。
悪送球の場合
審判はこの場合、即タイムはかけずにプレイが落ち着くまで様子を見ます。プレイが落ち着いた後、タイムをかけます。
プレイ中の間は原則として、塁上の全走者が1個ずつ進みます。1個も進めずにアウトになった場合はそのアウトは取り消しになります。
1個より多く進塁できた走者はセーフの場合、その塁まで行くことが出来ます。アウトになれば、自己責任としてアウトは有効になります。
打者は打ち直しになります。
ボークをしてそのまま投球した場合
この場合は、
- キャッチャーが捕球した場合
- キャッチャーが後ろに逃した場合
- 打者が打った場合
とがあります。
キャッチャーが捕球した場合
タイムが告げられ、塁上の全走者が1個ずつ進塁します。打者はノーカウントで打ち直しになります。
ただし、ボークの投球がフォアボールだった場合、押し出される状態の時はフォアボールになり、ボークは取り消しとなります。
キャッチャーが後ろに逃した場合
プレイが落ち着くとタイムが告げられます。
プレイ中の間は原則として、塁上の全走者が1個ずつ進みます。1個も進めずにアウトになった場合はそのアウトは取り消しになります。
1個より多く進塁できた走者はセーフの場合、その塁まで行くことが出来ます。ただしアウトになれば、自己責任としてアウトは有効になります。
打者が打った場合
打撃の結果を見ます。打者を含めた全走者が1個以上進塁したらボークは取り消しになります。
誰か1人でもアウトになったり、進塁できなかった場合は、ボークは適用されて全走者が1個ずつ進塁できます。
打者は打ち直しになります。
まとめ

ボークとは、主にピッチャーが行ってしまう違反行為のことです。
ボークには14種類の動作があり、ピッチャーに関する動作が12種類、キャッチャーに関する動作が2種類あります。その中でも特に完全静止を怠る動作が1番多いボークです。
ボークの動作後の処置もその状況によって様々です。

ピッチャーやキャッチャーには沢山の動作や役割がありますよね。それぞれの守備を詳しく解説した記事もありますので、以下の記事もあわせて読んでいただくことをお勧めします!
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このサイトを作った人

野球少年を育てる4人の子の母親であり、自身も小学校1年生~高校卒業までソフトボールをプレイしていた本格的な体育会系ママ。
小学校、中学校共に県大会で何度も優勝を経験。主に、キャッチャー、ファースト、センターを守っていた。
野球などで子供を指導する「指導力」は、子供を育てる親の「子育て力」と同じであると考える。
親は子供に接する自分の姿を今一度見直し、「誰のための少年野球チームであるか」を再認識してもらうことや、スポーツを通じて、子どもに「高い自信・自己肯定感」を持ってもらえるように、指導力のアップに貢献したいと考える。

